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2024/11/23 14:35 |
「どうしたら、1日30分も歩けるんですか?」
「どうしたら、1日30分も歩けるんですか?」というご質問をいただきました。

そもそも僕は、忙しいというかやるべきこととやりたいことがいっぱいある人なので、1分でも1秒でもMacの前にいたいのです。でも、動かなきゃ死んじゃうよ、と言われたわけです。
となったら、動かなければならないわけですが、体育会系の人と違って、僕は「身体を鍛えるために」という前提がありえないのです。
で、動機付けをどうするか、を考えました。

(1)負荷がかかることはしない
坂道を上る、山に登る、走る、などなど、いわゆるキツいことはしないんです。

神戸にいるときは、山の上の新神戸から、下り坂を一気に三宮まで高速歩行で歩き、そこから賑やかな商店街をきょろきょろしながらしばらく行っていなかったお店とかそう言えばここは面白いよね、というブログネタ探しをしつつカメラを片手に元町まで歩き、気分が乗れば海を見に行ったり中華街を往復したりして、また三宮まで戻って、そこからバスに乗って上り坂をラクして上り、劇場入りするんです。

歌舞伎町にいるときは、あの危ないように見える街を、全ての区画を歩いてやる、っていう覚悟で、今日は東側を制覇、今日は西側を制覇、と決めて歩き回り、知らないラーメン屋を一軒見つけてそこで昼飯を食べることに決めるのです。食べた後は、わざわざ大久保方面に行き、ぐるっと回って知らない道を高速歩行で通過していくわけです。
一眼レフを持っていると、警官もYさんも声を掛けてきませんので安心です。

サンシャイン劇場での公演の時は、もう最短距離は確立できたので、楽しい行き方を模索します。春は桜を眺めながら行けるルートを開発しましたので、夏は「できるだけ涼しいルート」を開発したいと思っています。

と、そんなふうにお客さんが喜んでくださることを発見するために歩き回り、それで距離を稼いでいく、というわけです。

ただ自分の健康のためだけに何かをする、というのは、僕には不可能ですね。

(2)人がいないところを歩く。

歩いていると、景色からいろんな情報が入ってきます。
いろんな情報が入ってくると、次々といろんなアイディアが浮かんできます。
それを、立ち止まってメモしていては意味がありません。
そのため、マッチ箱くらいの小さなメモ帳を見つけて購入し、高速歩行しながら書き込んでいます。それを「ミニいいことノート」と呼んでいます。

あと、一応社長ですから、歩いている間に何か面倒が起きている可能性もあるので、メールチェックも欠かせません。
そういう時は、一本裏道に入って、対向してくる人がいないのを確認して携帯を取り出します。車を運転する要領で、正面を見ている時間を10としたら、携帯の画面を見ている時間が3、景色を見ている時間を3、左右後方を確認する時間を2、くらいの比率で、事故が起きないように気をつけながら歩き続けます。
こんなふうにかつて運転免許を持っていたことが役に立つときが来るとは思いませんでした。
あ、睡眠時無呼吸症候群であることがわかった時点で、僕は運転免許を更新しませんでした。死んじゃいますからね。手術して治ったとしても、もう、一生車は運転しません。しばらく運転していないと、もう、恐くて恐くて……。

(3)気軽に休憩する。

喉が乾いたり、暑くて暑くてたまらなくなった時には、目標歩行時間を達成していなくても、気軽に喫茶店に入ります。
熱中症になってしまっては意味がありませんからね。
ここで、自動販売機で飲み物を買ってしまわないのがポイント。
喫茶店に入って、注文をしてからトイレに入って、思いっきり顔を洗っちゃうんです。
これが、めちゃめちゃリフレッシュになるんです。
女性は、メイクとかの事情があってできないことだとは思いますが、じゃばじゃばと顔を洗うと、ものすごい気分転換になるんですよ。そして、個室に入って、おもむろに着替えを取り出して、着替えちゃうのです。
特に夏は、Tシャツは3枚くらい持って出かけますので。
それで、冷たい飲み物を飲んで、身体の中の熱気が落ち着くまで待って、再び歩きに出かけるのです。

あんまり、「30分続けて歩かなきゃ」とか自分で勝手に決めないで、「最終的に30分歩いてればいーんじゃないの?」と気軽に歩く、というのがコツなのではないでしょうか。
まぁ、僕はそれで結果的に15kg落ちちゃったわけですし。

(4)カメラを持って歩く。

街、というのは、本当におもしろいものです。
特に、歩くことを本気でやり始めてから、今まで普通に見ていた景色がどんどん違うものに見えてきてしまうのです。
「あっ、ここにこんなのあったっけ?」とか、「ん?この道、歩いたことないじゃん?」とか、そんな発見が毎日あります。
で、そんな「ちょっと気になる」とか「ちょっとおもしろい」というのを、人に見せることを前提としないで、なんでもかんでも写真に撮っておくのです。
そうしているうちに、間違いなく写真の腕はあがります。
僕の場合、劇団のスナップ写真を撮ったり舞台写真を撮ったりするのが本業(?)でカメラを持ち歩いているのですが、この数ヶ月、間違いなく「おもしろいもの」や「キレイなもの」をキャッチするアンテナの感度が上がったな、と確信しています。
ブログやmixiをやっている方は、「100枚に1枚くらいをアップする」くらいの気軽さで、是非是非、試してみてください。

(5)「一駅手前で下りて歩きましょう」

……と、よくメタボ関係の本とかサイトとかに書いてあります。
……そんなキツそうなこと、できっかよっ!!

と、僕は思いました。
なので、僕がやった方法は、いつも降りる駅で降りて、自宅とは反対方向に行き、カメラを持って一本一本の路地を歩き回る、ということでした。
今まで何十年も住んできたこの街に、自分が知らなかったお店があり、いろんな人がいる、ということがわかってきて、同じところを何度もぐるぐる回ってみたりしていました。
そうしているうちに、この道の先はどうなっているんだろう?とか、そう言えば電車から見えたあの神社って、行ったことないよな、とか、欲が湧いてきて、なんと本当にひと駅手前で下りて歩いてみてしまったのですっ!!

まぁ、電車の一駅なんて、3kmとか4kmとかですから、たいしたことないんですよ。
でも、念仏のように「一駅前で下りて歩け」と言われてきたことが災いして、いかにもメタボ克服のための、普通の人はしない特殊なこと、みたいな感じがしていたのです。
でも、メタボ克服のためじゃなく、もっとこの街を楽しみたい、もっとおもしろいものを見てみたい、という自分の根源的な欲求から一駅手前で下りてしまったわけです。
これは、画期的です。

いやーーーー、楽しかったですねー。
あの道は、ここに続いていて、こんなところにこんなもんがあったのかぁっ!!と、観光地に来たかのようにウキウキしてしまいました。
あっという間の1時間が過ぎて帰宅した頃には、ものすごい数の写真がたまっていました。

次の目標は、一駅向こうで下りて歩いて帰ってくる、と、自宅から5km圏内の、通勤には使わない面倒な路線の駅で降りて歩いて帰ってくる、ということなのですっ!!
すでに、Googleマップで調査済み。そのうえ、食べログで美味しそうなお店もチェック済み。早く夏にならないかなぁ……!!
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2008/07/10 00:41 | Comments(0) | TrackBack() | アイディア

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