僕の「テキトー腹筋」のやり方について、書いていませんでした。
僕は子供の頃から文化系で、小学校時代こそそりゃぁみんなと野球をするくらいはしましたが、中学1年で入ったバドミントン部のきつさがトラウマとなったのと、歩くときにつま先がが外向きなので、走るとすぐ疲れちゃう、というのがあって、どんどん「走る」のがキライになっていき、そのまま文化系の道をまっしぐらに進んで行ってしまったのです。
中学2年で放送部に入ってからは、放課後、放送部の部室にこもって遊んでいる、というのが続き、高校に入ってからは1500m走の計測の時に、グラウンドの外周を5周だったのですが、1周目の途中で体育倉庫に飛び込んで隠れて、4周目あたりで飛び出してゴールイン、なんていう信じられないコズルイことをしてまで逃避するほどに、運動が嫌いでした。
ただし、不思議なことに、5kmほどの道のりだった中学・高校には、ちゃんと自転車で通っていて、今と同じで、毎日同じ道で通うのがいやで、府中から国立までのいろんな裏道を開発したり遠回りしたりして通学しておりました。
なので、今も「歩き」をするのに、かなーり裏道に詳しい、というわけなのでした。
……と、何が言いたいのかというと。
運動が好きだったり運動慣れしていたり運動するのがあたりまえ、という人にとっては信じられないことのようですが、以前の僕は、オトナになってからは特に、500m以上は乗り物に乗って移動する距離、と考えていたほどに、「運動のための運動」が苦痛だったのです。
それは今でもそうで、ウチの劇団員たちは毎日トレーニングを1時間ずつくらいしているのですが、それだって、僕からしたらありえません。だって、ヤツら、みんなで揃って、音楽に合わせて腹筋200回くらいするんですよ。そんなにやっても、なんにももらえないし、誰も褒めてくれないのにっ!!(←そういう尺度じゃないでしょうがっ?!)
まぁ、とにかく、僕は「運動のための運動」が嫌い。
でも、唯一の救いは、「なにかのついでの運動」なら、許容範囲なわけです。
もしくは、「やったことによってトクになる運動」も、アリです。
だって、この運動嫌いの僕が、大学2年から4年まで、学生演劇サークルで役者をやっていて、その時はちゃんと腹筋もランニングもしていたのですから。
ちょうどその頃の体重は、62kg。
今といっしょですね。
ただ、ジーンズは30インチでしたから、ウェストは28インチの今の方が細くなっていて、高校時代にロックバンドをやっていた頃くらいになってます。
で、糖尿病の先生に「あと2kg、筋肉を付けて増やしてください」と言われて、素直に腹筋を始めることができたのは、単純に死にたくないから。
まだまだやりたい楽しいことがたくさんあるので、死ぬまではいかないまでも、入院とか検査とか、もうこりごり。
そして、せっかく買った28インチのユニクロのスキニー(ジーンズ)がはけなくなるようなことにならないようにしたい、と。……これ、意外に大きい動機付けかもしれません。
28インチって、男性用のジーンズでは、大抵最小サイズ。
47歳で、一時期は33インチまでメタボっていたのに28まで落したのって、ある意味、事業に成功して10億円くらい手にしたくらいの自慢です。
ただ、お金はすぐになくなっちゃうけど、身体は、ちゃんとメンテナンスしてやればキープできるわけで。
そんなわけで、前置きが長くなりましたが、僕がこの1年くらい続けてきたテキトー腹筋の話です。
なにしろ睡眠時無呼吸症候群はまだ完治しておりませんので、僕は家族とは違う部屋にベッドを置いて寝ています。
これも、深夜トレーニングには良かったのかもしれません。
仕事を無理矢理一段落させて、パジャマではなく、ジャージの上下に着替えて、ベッドに寝そべります。
掛け布団はすべて床に落として、そう簡単には寝られない状況を作ります。
そうです、寝るためには布団を拾わなければならないので、ギリギリのところまで、布団を拾い上げてかぶる意識が残っているくらいまでは起きている努力をするわけです。
そうしてから、ラジオを付けます(主にNHK-AM)。
深夜のNHKは、「ラジオ深夜便」とか行って、ゆーーったりとしゃべるので、眠りを誘う薬ぃぃ、なのです。間違っても、面白い民放深夜放送なんて聞いてはいけません。
ラジオを聞き流しながら、おもむろに携帯を。
この段階で、メールなんか読んじゃいけません。目が覚めちゃいます。
僕が好きなのは、共同通信と日経と産経新聞のi-modeサイト。
中でも、産経の「とことんニュース」というのが圧巻。
一つ一つの事件について詳しく裁判の過程なんかを書いてあるのです。はっきり言って、携帯で読む内容ではありませんし、1日分の記事を完全に読み切ることなど不可能です。
普通の人だったら、小説を読むとか、漫画を読むとかするのでしょうけど、僕は2002年に小説と漫画を断ったのです。
理由は、「そういう演劇的に必要で楽しいのは劇作チームに任せて、僕はビジネスのことを勉強しよう」と決めて、日経ビジネスとかダイヤモンドとかを熟読するようになったのです。これまた慣れると楽しくて。
……おっと、その話はまた別の機会に置いておくとして。
で、そんな小難しいけど、なんとか今日中に情報収集しておきたい、というサイトを読みながら、ごろんとあおむけになります。
そして、肩甲骨から上を軽く上げながら、両足をカエルのように腰を90度、膝を90度、かかとを90度に曲げて、まずは股関節をストレッチ。で、そのまま足を下ろさないようにして、両足をぶらぶらぶらーーーっと振ってみたり、伸ばして「本格腹筋のフリ」をしてみたり、両足を身体の両側に移動させたり。
とにかく、上半身は肩甲骨から上だけを上げて、足はとにかくベッドに付けない、ということだけをきまりごとにして、できるだけきつくないように、らくーにらくーに足を持ち上げ続けるのです。
「歩くのを楽しむチカラ」の項目でも書きましたが、自分を甘やかしてあげるのが加藤流。
最初の頃、つまりちょうど1年前頃には、5分ももたなかったこのテキトー腹筋ですが、今では、気がついたら30分くらい平気で両足を上げていた、なんてこともあったりするんです。
で、これは軽ーく宣伝ですが、今度ウチの筒井俊作というムキムキマンが、キャラメルボックスでやっているトレーニングをご紹介する「キャラメル・ブートキャンプ」というDVDを出すのです。
http://caramelbox-store.blog.so-net.ne.jp/2009-01-28
で、そのチェック用のDVDを渡されて、イヤだなー、こんなDVDのチェックするの……、と思いつつ、寝室にポータブルのDVDプレイヤーを持ち込んでチェックのつもりで見ていたら……なんと、最初が「ストレッチ30分」。
おっ、これ、いいんじゃない?と、僕も挑戦してみました。
……いやー、いいっすよ。
その後の筋トレとかエアロビクスは完全に僕にとっては「運動のための運動」なので、まーーーったく付いていけない、っていうか、やろうとさえも思いませんでしたが、このストレッチは本当に効きました。
ストレッチを習得するためだけでも、このDVDを買う価値はありますねっ!!
で、おもしろいことに、腹筋やストレッチをテキトーにやっているうちに、その日一日に頭をいっぱい使ってカリカリしていた脳が疲れてくるのです。というか、面白いように「あれっ?さっきまで、何をあんなに真剣に考えてたんだっけ?」「あれ?明日の朝起きたら何をしなきゃいけないんだっけ?」というところまで、身体と心と脳がリラックスしてしまうのです。
ここまで来ればしめたモノです。
大急ぎで床から布団を拾ってかぶり、照明を消し、ラジオのボリュームを絞るか消すかして、一気に目をつぶります。
……もう、次の瞬間に、朝です。
一時期は、睡眠誘導剤を飲まなければ眠れない、というところまで仕事好きだった僕ですが、今は、テキトー腹筋とキャラメル・ブートキャンプで熟睡&腹筋発達なのでありましたっ!!
僕は子供の頃から文化系で、小学校時代こそそりゃぁみんなと野球をするくらいはしましたが、中学1年で入ったバドミントン部のきつさがトラウマとなったのと、歩くときにつま先がが外向きなので、走るとすぐ疲れちゃう、というのがあって、どんどん「走る」のがキライになっていき、そのまま文化系の道をまっしぐらに進んで行ってしまったのです。
中学2年で放送部に入ってからは、放課後、放送部の部室にこもって遊んでいる、というのが続き、高校に入ってからは1500m走の計測の時に、グラウンドの外周を5周だったのですが、1周目の途中で体育倉庫に飛び込んで隠れて、4周目あたりで飛び出してゴールイン、なんていう信じられないコズルイことをしてまで逃避するほどに、運動が嫌いでした。
ただし、不思議なことに、5kmほどの道のりだった中学・高校には、ちゃんと自転車で通っていて、今と同じで、毎日同じ道で通うのがいやで、府中から国立までのいろんな裏道を開発したり遠回りしたりして通学しておりました。
なので、今も「歩き」をするのに、かなーり裏道に詳しい、というわけなのでした。
……と、何が言いたいのかというと。
運動が好きだったり運動慣れしていたり運動するのがあたりまえ、という人にとっては信じられないことのようですが、以前の僕は、オトナになってからは特に、500m以上は乗り物に乗って移動する距離、と考えていたほどに、「運動のための運動」が苦痛だったのです。
それは今でもそうで、ウチの劇団員たちは毎日トレーニングを1時間ずつくらいしているのですが、それだって、僕からしたらありえません。だって、ヤツら、みんなで揃って、音楽に合わせて腹筋200回くらいするんですよ。そんなにやっても、なんにももらえないし、誰も褒めてくれないのにっ!!(←そういう尺度じゃないでしょうがっ?!)
まぁ、とにかく、僕は「運動のための運動」が嫌い。
でも、唯一の救いは、「なにかのついでの運動」なら、許容範囲なわけです。
もしくは、「やったことによってトクになる運動」も、アリです。
だって、この運動嫌いの僕が、大学2年から4年まで、学生演劇サークルで役者をやっていて、その時はちゃんと腹筋もランニングもしていたのですから。
ちょうどその頃の体重は、62kg。
今といっしょですね。
ただ、ジーンズは30インチでしたから、ウェストは28インチの今の方が細くなっていて、高校時代にロックバンドをやっていた頃くらいになってます。
で、糖尿病の先生に「あと2kg、筋肉を付けて増やしてください」と言われて、素直に腹筋を始めることができたのは、単純に死にたくないから。
まだまだやりたい楽しいことがたくさんあるので、死ぬまではいかないまでも、入院とか検査とか、もうこりごり。
そして、せっかく買った28インチのユニクロのスキニー(ジーンズ)がはけなくなるようなことにならないようにしたい、と。……これ、意外に大きい動機付けかもしれません。
28インチって、男性用のジーンズでは、大抵最小サイズ。
47歳で、一時期は33インチまでメタボっていたのに28まで落したのって、ある意味、事業に成功して10億円くらい手にしたくらいの自慢です。
ただ、お金はすぐになくなっちゃうけど、身体は、ちゃんとメンテナンスしてやればキープできるわけで。
そんなわけで、前置きが長くなりましたが、僕がこの1年くらい続けてきたテキトー腹筋の話です。
なにしろ睡眠時無呼吸症候群はまだ完治しておりませんので、僕は家族とは違う部屋にベッドを置いて寝ています。
これも、深夜トレーニングには良かったのかもしれません。
仕事を無理矢理一段落させて、パジャマではなく、ジャージの上下に着替えて、ベッドに寝そべります。
掛け布団はすべて床に落として、そう簡単には寝られない状況を作ります。
そうです、寝るためには布団を拾わなければならないので、ギリギリのところまで、布団を拾い上げてかぶる意識が残っているくらいまでは起きている努力をするわけです。
そうしてから、ラジオを付けます(主にNHK-AM)。
深夜のNHKは、「ラジオ深夜便」とか行って、ゆーーったりとしゃべるので、眠りを誘う薬ぃぃ、なのです。間違っても、面白い民放深夜放送なんて聞いてはいけません。
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この段階で、メールなんか読んじゃいけません。目が覚めちゃいます。
僕が好きなのは、共同通信と日経と産経新聞のi-modeサイト。
中でも、産経の「とことんニュース」というのが圧巻。
一つ一つの事件について詳しく裁判の過程なんかを書いてあるのです。はっきり言って、携帯で読む内容ではありませんし、1日分の記事を完全に読み切ることなど不可能です。
普通の人だったら、小説を読むとか、漫画を読むとかするのでしょうけど、僕は2002年に小説と漫画を断ったのです。
理由は、「そういう演劇的に必要で楽しいのは劇作チームに任せて、僕はビジネスのことを勉強しよう」と決めて、日経ビジネスとかダイヤモンドとかを熟読するようになったのです。これまた慣れると楽しくて。
……おっと、その話はまた別の機会に置いておくとして。
で、そんな小難しいけど、なんとか今日中に情報収集しておきたい、というサイトを読みながら、ごろんとあおむけになります。
そして、肩甲骨から上を軽く上げながら、両足をカエルのように腰を90度、膝を90度、かかとを90度に曲げて、まずは股関節をストレッチ。で、そのまま足を下ろさないようにして、両足をぶらぶらぶらーーーっと振ってみたり、伸ばして「本格腹筋のフリ」をしてみたり、両足を身体の両側に移動させたり。
とにかく、上半身は肩甲骨から上だけを上げて、足はとにかくベッドに付けない、ということだけをきまりごとにして、できるだけきつくないように、らくーにらくーに足を持ち上げ続けるのです。
「歩くのを楽しむチカラ」の項目でも書きましたが、自分を甘やかしてあげるのが加藤流。
最初の頃、つまりちょうど1年前頃には、5分ももたなかったこのテキトー腹筋ですが、今では、気がついたら30分くらい平気で両足を上げていた、なんてこともあったりするんです。
で、これは軽ーく宣伝ですが、今度ウチの筒井俊作というムキムキマンが、キャラメルボックスでやっているトレーニングをご紹介する「キャラメル・ブートキャンプ」というDVDを出すのです。
http://caramelbox-store.blog.so-net.ne.jp/2009-01-28
で、そのチェック用のDVDを渡されて、イヤだなー、こんなDVDのチェックするの……、と思いつつ、寝室にポータブルのDVDプレイヤーを持ち込んでチェックのつもりで見ていたら……なんと、最初が「ストレッチ30分」。
おっ、これ、いいんじゃない?と、僕も挑戦してみました。
……いやー、いいっすよ。
その後の筋トレとかエアロビクスは完全に僕にとっては「運動のための運動」なので、まーーーったく付いていけない、っていうか、やろうとさえも思いませんでしたが、このストレッチは本当に効きました。
ストレッチを習得するためだけでも、このDVDを買う価値はありますねっ!!
で、おもしろいことに、腹筋やストレッチをテキトーにやっているうちに、その日一日に頭をいっぱい使ってカリカリしていた脳が疲れてくるのです。というか、面白いように「あれっ?さっきまで、何をあんなに真剣に考えてたんだっけ?」「あれ?明日の朝起きたら何をしなきゃいけないんだっけ?」というところまで、身体と心と脳がリラックスしてしまうのです。
ここまで来ればしめたモノです。
大急ぎで床から布団を拾ってかぶり、照明を消し、ラジオのボリュームを絞るか消すかして、一気に目をつぶります。
……もう、次の瞬間に、朝です。
一時期は、睡眠誘導剤を飲まなければ眠れない、というところまで仕事好きだった僕ですが、今は、テキトー腹筋とキャラメル・ブートキャンプで熟睡&腹筋発達なのでありましたっ!!
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