いやー、自分の進化に驚きました。
半年くらい前、半袖で汗だくだったのを覚えているので間違いなくそのくらいの時期なのですが、中央線の国分寺の駅から自宅のある府中に向かって歩いてみたことがあるのですね。
なんてことないんです、3kmくらいなんで。
なのですが、深夜、飲んだ帰りだったので、1kmくらいのところで(バス停で言えば「京王ストア栄町店」のあたり)、もう耐えられなくてバスに乗っちゃったのでした。
そう。
こういう、甘えを許すのが僕の歩きのテクニック。
いつでもバスやタクシーに乗れてしまう状況で、しかし歩く。それが、すんごく精神的に楽なんですな。
で、その後、スタジャンを着ていたのを覚えているので、冬。再び飲んだ後の国分寺からの徒歩に挑戦。「京王ストア栄町店」は軽くクリアしたのですけど、明星学苑を越えて農工大のあたりで真っ暗な中を歩くのに飽きてきて、なんとあと1km、という「晴見町」のバス停からバスに乗ってしまいました。
なんて意志薄弱なのでしょう……。
でも、それを許すのが、加藤流。
そして、今日。
本当は東京経済大学方面の国分寺駅南口東側にあるらいおん亭というラーメン屋さんに向かったのですが、なんとちょうど閉店したところ……。
で、駅まで戻ってバスに乗るのもめんどくさいので、そのまま府中方面へ。
時計を見て、「30分歩くかね、今晩も」と思い、てくてくと国分寺街道を下っていきました。
この道は、非常に歩きづらいんです。歩道が狭くて、車がびゅんびゅん通過していきますし。裏道を使おうにも、実は何度かチャレンジしているのですが、農地が多く区画整理もされていないので、めちゃめちゃ遠回りになってしまって、マジでのたれ死にしそうなくらい歩かされてしまうのです。
で、車は恐いけど、てくてく国分寺街道を南下し続けました。
長女・みうたんが好きなアンパンマンの歌を口ずさんだり、この原稿(?)のネタを考えたりしながら歩いているうちに、あっという間に京王ストア栄町店。ちゃちゃっと通過して、その先の交番がある交差点。
深夜に男が一人で歩いていると、おまわりさんはすぐに職務質問をしてくださるのですけど、僕のように一眼レフカメラを肩から提げていると(そんな人は滅多にいない)、なぜか見て見ぬフリをするのですな。
これは、また別な話になりますが、警官って写真を撮られるのが大嫌いなのだそうです。というのも、制服を着た公務員には肖像権は認められない、という判決があったそうで。
そんなことは置いといて、明星学苑を過ぎ、右側に「天芯ラーメン」が見えてきました。
……食うか……?!
しかし、もうこの時点では食欲など全く無くて、「果たして何分で家までたどりつけるか」というアスリートのような気分になっておりました。
そんな感じではありつつ、周囲のへんなものとか「なんでこの店こうなの?!」なんていうのを着々とカメラに収めながら、あっと気づいたら、もう府中一中。目の前にセブンイレブン。「あ、酒、買っておかなきゃだっけ?」とか考えつつ、「なんで酒飲むねんっ!!」と自分にツッコミを入れて、あっという間に府中駅。
……いやぁ、驚きました。
もちろん、脚力もついているのだとは思います。
でも、歩いている間、一度もバスに乗ろうとかタクシー来ないかな、とか、思わなかったのです。
焼酎をロックで5杯くらい飲んだ後だったのですけど、「歩くのを楽しむチカラ」がついたんだなぁ、と自分で自分に驚きました。
あっ、そうそう。
先日、ウチの長男の自転車が、自宅の駐車場から盗まれまして。
その後、長男は僕が使っていたチャリを使っているのです。
なので、市内に外食などするとき、ヨメは長女・みうたんを乗せてママチャリに、そして長男はそれまで僕が乗っていた並チャリ、次男は小学生チャリ、と、それぞれのチャリに乗って、僕は歩きで出かける、ということが普通になってしまいました。
普通だったら、買いますわな、チャリ。
でも、この組み合わせが非常に快感。
駅の向こう側とかに行くときは、僕が自転車のスピードで歩くのです。
二男のチャリに付いていた速度メーターによると、僕の徒歩スピードは時速6km/h。
なるほど。たしかに、1kmを10分、というペースだな、と思っていたので、まさにそのまんまのスピードです。
時速6kmだと、フルマラソンの距離を歩いたら、7時間、ですか。
歩かないけど。
で、外食をした帰りには、みんなはチャリで急いで帰ってお風呂。僕は、遠回りして15分ほど寄り道して歩いてから帰る、というわけです。
先日、「最近、メタボっちゃってるって健康診断で言われたから、走り始めたんだよねぇ。でも、一ヶ月ぐらいやってたら、走るルートって家の近くだと限られてるから、飽きちゃってさぁ」と言っている、古くからの知人がいました。
……ちょっと待て、メタボって、なんで走るわけ?
「だって、加藤さんみたいに歩く、となると、30分でしょ?走ったら15分くらいで汗だくになるし、一気に痩せられるじゃん」。
……ちょい待て、有酸素運動と無酸素運動の違いって知ってる?
「えーっ、歩け、ってこと?だって、走れば15分で痩せられるけど歩くのは最低30分でしょ?めんどくせーっスよー」。
……お話しになりません。
たった15分のジョギングは、無酸素運動にしかならないので、筋力は付くけど糖質と脂肪の燃焼には繋がらないのに……。
短気を起こして15分のジョギングをするために、おそらく、帰宅して、ジャージに着替えたりするわけですよね。そして、走って帰ってきて、また着替えるわけですよね。
それで結果、30分歩いたのと同じくらいの時間を使ってるんじゃないですか?
僕の場合は、たとえば国分寺駅から府中まで、バスなら15分くらい。
それを歩けば30分。
つまり、日常の行動の一部に、「歩く」ことを採り入れているので、その差額15分がおトクなメタボ予防に使われている、というわけなのです。
しかも、バスに乗っていたら気づかなかった美しいお花とか、不思議な建物とか、ありえないモノとか、いろんな発見があったりするわけです。
……是非とも、中野君(←あっ、実名出しちゃった)は、一刻も早く「歩き」に移行してくださいっ!!
そして、このメタボblogを読んで「これ、本にしましょうっ!!」と言い出したロゼッタストーン編集長は、少なくとも池袋駅から事務所までの約2kmは歩きましょう。あのルートは、けっこう楽しい景色があるんですからっ!!
あ。
今日も、新中野の事務所から中野駅と高円寺駅のちょうど間くらいにある居酒屋さんに飲みに行くのに、今まで通ったことがない道を通って行ってみたのですが、同行した歩き好きなヤツに、「いやー、中野通りで来てたらこんなに楽しくなかったですねー」と喜んでもらいました。
そーなんです、いつも通っている道を漫然と歩くのではなく、いつもの出発点と到着点の間を、いかに知らない道を通って行くのか、というところから、発見が生まれるのです。
些細な発見って、実はとっても大切。
そんな話は、またいつか。
半年くらい前、半袖で汗だくだったのを覚えているので間違いなくそのくらいの時期なのですが、中央線の国分寺の駅から自宅のある府中に向かって歩いてみたことがあるのですね。
なんてことないんです、3kmくらいなんで。
なのですが、深夜、飲んだ帰りだったので、1kmくらいのところで(バス停で言えば「京王ストア栄町店」のあたり)、もう耐えられなくてバスに乗っちゃったのでした。
そう。
こういう、甘えを許すのが僕の歩きのテクニック。
いつでもバスやタクシーに乗れてしまう状況で、しかし歩く。それが、すんごく精神的に楽なんですな。
で、その後、スタジャンを着ていたのを覚えているので、冬。再び飲んだ後の国分寺からの徒歩に挑戦。「京王ストア栄町店」は軽くクリアしたのですけど、明星学苑を越えて農工大のあたりで真っ暗な中を歩くのに飽きてきて、なんとあと1km、という「晴見町」のバス停からバスに乗ってしまいました。
なんて意志薄弱なのでしょう……。
でも、それを許すのが、加藤流。
そして、今日。
本当は東京経済大学方面の国分寺駅南口東側にあるらいおん亭というラーメン屋さんに向かったのですが、なんとちょうど閉店したところ……。
で、駅まで戻ってバスに乗るのもめんどくさいので、そのまま府中方面へ。
時計を見て、「30分歩くかね、今晩も」と思い、てくてくと国分寺街道を下っていきました。
この道は、非常に歩きづらいんです。歩道が狭くて、車がびゅんびゅん通過していきますし。裏道を使おうにも、実は何度かチャレンジしているのですが、農地が多く区画整理もされていないので、めちゃめちゃ遠回りになってしまって、マジでのたれ死にしそうなくらい歩かされてしまうのです。
で、車は恐いけど、てくてく国分寺街道を南下し続けました。
長女・みうたんが好きなアンパンマンの歌を口ずさんだり、この原稿(?)のネタを考えたりしながら歩いているうちに、あっという間に京王ストア栄町店。ちゃちゃっと通過して、その先の交番がある交差点。
深夜に男が一人で歩いていると、おまわりさんはすぐに職務質問をしてくださるのですけど、僕のように一眼レフカメラを肩から提げていると(そんな人は滅多にいない)、なぜか見て見ぬフリをするのですな。
これは、また別な話になりますが、警官って写真を撮られるのが大嫌いなのだそうです。というのも、制服を着た公務員には肖像権は認められない、という判決があったそうで。
そんなことは置いといて、明星学苑を過ぎ、右側に「天芯ラーメン」が見えてきました。
……食うか……?!
しかし、もうこの時点では食欲など全く無くて、「果たして何分で家までたどりつけるか」というアスリートのような気分になっておりました。
そんな感じではありつつ、周囲のへんなものとか「なんでこの店こうなの?!」なんていうのを着々とカメラに収めながら、あっと気づいたら、もう府中一中。目の前にセブンイレブン。「あ、酒、買っておかなきゃだっけ?」とか考えつつ、「なんで酒飲むねんっ!!」と自分にツッコミを入れて、あっという間に府中駅。
……いやぁ、驚きました。
もちろん、脚力もついているのだとは思います。
でも、歩いている間、一度もバスに乗ろうとかタクシー来ないかな、とか、思わなかったのです。
焼酎をロックで5杯くらい飲んだ後だったのですけど、「歩くのを楽しむチカラ」がついたんだなぁ、と自分で自分に驚きました。
あっ、そうそう。
先日、ウチの長男の自転車が、自宅の駐車場から盗まれまして。
その後、長男は僕が使っていたチャリを使っているのです。
なので、市内に外食などするとき、ヨメは長女・みうたんを乗せてママチャリに、そして長男はそれまで僕が乗っていた並チャリ、次男は小学生チャリ、と、それぞれのチャリに乗って、僕は歩きで出かける、ということが普通になってしまいました。
普通だったら、買いますわな、チャリ。
でも、この組み合わせが非常に快感。
駅の向こう側とかに行くときは、僕が自転車のスピードで歩くのです。
二男のチャリに付いていた速度メーターによると、僕の徒歩スピードは時速6km/h。
なるほど。たしかに、1kmを10分、というペースだな、と思っていたので、まさにそのまんまのスピードです。
時速6kmだと、フルマラソンの距離を歩いたら、7時間、ですか。
歩かないけど。
で、外食をした帰りには、みんなはチャリで急いで帰ってお風呂。僕は、遠回りして15分ほど寄り道して歩いてから帰る、というわけです。
先日、「最近、メタボっちゃってるって健康診断で言われたから、走り始めたんだよねぇ。でも、一ヶ月ぐらいやってたら、走るルートって家の近くだと限られてるから、飽きちゃってさぁ」と言っている、古くからの知人がいました。
……ちょっと待て、メタボって、なんで走るわけ?
「だって、加藤さんみたいに歩く、となると、30分でしょ?走ったら15分くらいで汗だくになるし、一気に痩せられるじゃん」。
……ちょい待て、有酸素運動と無酸素運動の違いって知ってる?
「えーっ、歩け、ってこと?だって、走れば15分で痩せられるけど歩くのは最低30分でしょ?めんどくせーっスよー」。
……お話しになりません。
たった15分のジョギングは、無酸素運動にしかならないので、筋力は付くけど糖質と脂肪の燃焼には繋がらないのに……。
短気を起こして15分のジョギングをするために、おそらく、帰宅して、ジャージに着替えたりするわけですよね。そして、走って帰ってきて、また着替えるわけですよね。
それで結果、30分歩いたのと同じくらいの時間を使ってるんじゃないですか?
僕の場合は、たとえば国分寺駅から府中まで、バスなら15分くらい。
それを歩けば30分。
つまり、日常の行動の一部に、「歩く」ことを採り入れているので、その差額15分がおトクなメタボ予防に使われている、というわけなのです。
しかも、バスに乗っていたら気づかなかった美しいお花とか、不思議な建物とか、ありえないモノとか、いろんな発見があったりするわけです。
……是非とも、中野君(←あっ、実名出しちゃった)は、一刻も早く「歩き」に移行してくださいっ!!
そして、このメタボblogを読んで「これ、本にしましょうっ!!」と言い出したロゼッタストーン編集長は、少なくとも池袋駅から事務所までの約2kmは歩きましょう。あのルートは、けっこう楽しい景色があるんですからっ!!
あ。
今日も、新中野の事務所から中野駅と高円寺駅のちょうど間くらいにある居酒屋さんに飲みに行くのに、今まで通ったことがない道を通って行ってみたのですが、同行した歩き好きなヤツに、「いやー、中野通りで来てたらこんなに楽しくなかったですねー」と喜んでもらいました。
そーなんです、いつも通っている道を漫然と歩くのではなく、いつもの出発点と到着点の間を、いかに知らない道を通って行くのか、というところから、発見が生まれるのです。
些細な発見って、実はとっても大切。
そんな話は、またいつか。
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「ちょっと待て、メタボって、なんで走るわけ?」←同感です。
私も走っていたら、絶対にここまで痩せることはできませんでした。
まさしく楽しみながら歩いたからこそ、ここまで痩せることができました。
最近は、家の近所の道をほぼ制覇してしまったので、
京都や神戸に遠征して歩いております(^^;)
お散歩するには、京都や神戸の街は最高です♪