12月10日(金)
朝8時。眠り続けた日々でしたが、すっきりと目が覚めました。
前の晩に痛み止めの座薬ボルタレンサポを入れておいたので、なんとか起き上がれるくらいな感じ。
病院は近いけど歩くのには遠いのでタクシーをお願いして乗ったのはいいのですが、振動が拷問。断って、横にならせてもらいました。
9時から、総合病院でMRI(核磁気共鳴画像法)の撮影。
MRIはレントゲンと違って放射線を使わず、強力な磁場を発生させて体内を見るためのものだそうですが、詳しいことはわからないのでググってくださーいっ。
金属類を全て外して、撮影着に着替えて撮影室へ。
壁紙が無駄な花畑の写真でちょっと萎えつつ、ふと見ると、巨大なドーナツ状のもの。ここに入るのかぁ。
ベッドの上に載せられて、「大きな音が出ますのでこれを」とヘッドフォンをさせられ、「15分くらいで終りますので、何かあったらこれを押してください、ブザーが鳴りますので」と血圧を測るポンプみたいなヤツを渡され、係の人が外に出ると、ドーナツの中に入ります。
すると、最初はファンキーなリズムの重低音。ブッブッブッブッブッとずーーっと続きます。ほほーー、この音が今僕の体の中に入っていってるわけやねー。心の中で曲を付けながら楽しんでいると、困ったことが。
……鼻がくすぐったい……。
まさか、鼻がくすぐったいくらいでブザーを鳴らすのも気が引けたので、必死で気をそらします。
音が変わって、次は業務用ミシンみたいな中高域のリズム。んーーーむ、曲を付けづらいリズムと音だなぁ……なんて考えてたらうつらうつら。と、突然音が替わり、今度はエレキバイオリンの低音弦を弾くような歪んだ音が「ギャッギャッギャッギャッ」と鳴り続けます。で、これまた心地よくて(←僕、爆音って気持ち良くて眠くなっちゃうんですよねぇ……)、ぐっすりと眠っていたら、終ってしまいました。
着替えて、診察待ちコーナーへ。
あーあ、ここでまた数十分待ちかぁ……。
と、そこへ、おばあちゃん二人が。やはり整形外科の順番待ちのようです。
この二人の会話は、聞こうとしなくても耳に入ってくるのですが、どうやら、病院で知り合った、特に仲がよいわけでもないという感じらしく、話の内容が、本当にどうでもいいことばかり過ぎてびっくりするほど!!
「最近寒くなりましたねぇ」「地球温暖化とか言っても寒いと腰に来ますねぇ」「昨日買ったみかんが5つ残ってるんですけど寒いからまだ大丈夫かな」「みかんはビタミンたっぷりですからねぇ」「あら、そうなの?」「ビタミンはたいていのものに入ってますからねぇ」……みたいなっ!!で、その後、もう、お互いが言いたいことを言いたいだけしゃべってるだけで、全く話が噛み合わず、片方がしゃべっている間は「あらそー、あらそーなのー」って相づちをうってるのに、タイミングが来ると「でもあたしね」と全く違う話が始まり……。
いやー、話を聞いてもらえるだけでいいんですねぇ……。
なんていう待合室の情景を観察したりしているうちに、30分待ちで僕の番。
MRIの画像を見ながら、先生が「やはり、椎間板ヘルニアですねぇ。Lの5番、ほら、ここ」と、見せてくれます。
率直な感想は「あらまー、綺麗なヘルニア」でした。
ウイキペディアとかで見るような、典型的なヘルニアで、素人目にも、かなり神経を圧迫してはいるもののそれほど大きくもない、という感じ。
先生からもそういう説明がなされて、すぐに痛みを取りたければヘルニアの近くに直接注射をしてブロックする方法が早い、とのこと。が、ブロック注射は最終手段、など、いろんなご意見を聞いていたので「それは我慢できなくなったらお願いしに来ます」と伝えました。
そして、診断。
まだ炎症が残っているので2週間は安静、完治するまでに3カ月、とのこと。……がぁぁぁぁーーーーん……。目の前真っ暗です……。12月10日の2週間後って、24日、つまりクリスマスイブじゃないですかっ!!
「診断書いりますか?」と聞かれたので、まぁ、僕の場合自分が社長だから会社に出るも出ないも自分が決めることなわけですから必要無いのですが、とりあえず、これも記念だな、といただくことに。
意気消沈して会計へ。
……いちまんきゅうひゃくじゅうえんーーーーっ?!
MRIって高いのね……と思ったら、なんと、気軽に頼んだ診断書が4200円っ!!
アホや……。
意気消沈の上に意気消沈して、タクシーは使わずに杖をつきつき、次は接骨院へと向かいました。
がっ!!
なんと、いきつけの接骨院の前まで来たら「午前の診療は終了しました」の札。
……えっ?!もうそんな時間っ?!……と時計を見ると、12時35分……。12時30分までなんですよねぇ、午前の受付……。
意気消沈の上に意気消沈の上に意気消沈して、なんとかこの痛みから逃れる方法はないものだろうか、と考えながら、杖をつきつつ自宅に帰る途中、脳裏を、ウチの劇団の「健康相談担当」である整体師のかっつんが数日前に言っていた一言がよぎりました。
「MRI撮ってもらってヘルニアかどうかがわかった段階で、齋藤先生のところに行ってみるのもいいかもしれませんね」。
……そうだ、齋藤先生に連絡してみようっ!!
……続く。
朝8時。眠り続けた日々でしたが、すっきりと目が覚めました。
前の晩に痛み止めの座薬ボルタレンサポを入れておいたので、なんとか起き上がれるくらいな感じ。
病院は近いけど歩くのには遠いのでタクシーをお願いして乗ったのはいいのですが、振動が拷問。断って、横にならせてもらいました。
9時から、総合病院でMRI(核磁気共鳴画像法)の撮影。
MRIはレントゲンと違って放射線を使わず、強力な磁場を発生させて体内を見るためのものだそうですが、詳しいことはわからないのでググってくださーいっ。
金属類を全て外して、撮影着に着替えて撮影室へ。
壁紙が無駄な花畑の写真でちょっと萎えつつ、ふと見ると、巨大なドーナツ状のもの。ここに入るのかぁ。
ベッドの上に載せられて、「大きな音が出ますのでこれを」とヘッドフォンをさせられ、「15分くらいで終りますので、何かあったらこれを押してください、ブザーが鳴りますので」と血圧を測るポンプみたいなヤツを渡され、係の人が外に出ると、ドーナツの中に入ります。
すると、最初はファンキーなリズムの重低音。ブッブッブッブッブッとずーーっと続きます。ほほーー、この音が今僕の体の中に入っていってるわけやねー。心の中で曲を付けながら楽しんでいると、困ったことが。
……鼻がくすぐったい……。
まさか、鼻がくすぐったいくらいでブザーを鳴らすのも気が引けたので、必死で気をそらします。
音が変わって、次は業務用ミシンみたいな中高域のリズム。んーーーむ、曲を付けづらいリズムと音だなぁ……なんて考えてたらうつらうつら。と、突然音が替わり、今度はエレキバイオリンの低音弦を弾くような歪んだ音が「ギャッギャッギャッギャッ」と鳴り続けます。で、これまた心地よくて(←僕、爆音って気持ち良くて眠くなっちゃうんですよねぇ……)、ぐっすりと眠っていたら、終ってしまいました。
着替えて、診察待ちコーナーへ。
あーあ、ここでまた数十分待ちかぁ……。
と、そこへ、おばあちゃん二人が。やはり整形外科の順番待ちのようです。
この二人の会話は、聞こうとしなくても耳に入ってくるのですが、どうやら、病院で知り合った、特に仲がよいわけでもないという感じらしく、話の内容が、本当にどうでもいいことばかり過ぎてびっくりするほど!!
「最近寒くなりましたねぇ」「地球温暖化とか言っても寒いと腰に来ますねぇ」「昨日買ったみかんが5つ残ってるんですけど寒いからまだ大丈夫かな」「みかんはビタミンたっぷりですからねぇ」「あら、そうなの?」「ビタミンはたいていのものに入ってますからねぇ」……みたいなっ!!で、その後、もう、お互いが言いたいことを言いたいだけしゃべってるだけで、全く話が噛み合わず、片方がしゃべっている間は「あらそー、あらそーなのー」って相づちをうってるのに、タイミングが来ると「でもあたしね」と全く違う話が始まり……。
いやー、話を聞いてもらえるだけでいいんですねぇ……。
なんていう待合室の情景を観察したりしているうちに、30分待ちで僕の番。
MRIの画像を見ながら、先生が「やはり、椎間板ヘルニアですねぇ。Lの5番、ほら、ここ」と、見せてくれます。
率直な感想は「あらまー、綺麗なヘルニア」でした。
ウイキペディアとかで見るような、典型的なヘルニアで、素人目にも、かなり神経を圧迫してはいるもののそれほど大きくもない、という感じ。
先生からもそういう説明がなされて、すぐに痛みを取りたければヘルニアの近くに直接注射をしてブロックする方法が早い、とのこと。が、ブロック注射は最終手段、など、いろんなご意見を聞いていたので「それは我慢できなくなったらお願いしに来ます」と伝えました。
そして、診断。
まだ炎症が残っているので2週間は安静、完治するまでに3カ月、とのこと。……がぁぁぁぁーーーーん……。目の前真っ暗です……。12月10日の2週間後って、24日、つまりクリスマスイブじゃないですかっ!!
「診断書いりますか?」と聞かれたので、まぁ、僕の場合自分が社長だから会社に出るも出ないも自分が決めることなわけですから必要無いのですが、とりあえず、これも記念だな、といただくことに。
意気消沈して会計へ。
……いちまんきゅうひゃくじゅうえんーーーーっ?!
MRIって高いのね……と思ったら、なんと、気軽に頼んだ診断書が4200円っ!!
アホや……。
意気消沈の上に意気消沈して、タクシーは使わずに杖をつきつき、次は接骨院へと向かいました。
がっ!!
なんと、いきつけの接骨院の前まで来たら「午前の診療は終了しました」の札。
……えっ?!もうそんな時間っ?!……と時計を見ると、12時35分……。12時30分までなんですよねぇ、午前の受付……。
意気消沈の上に意気消沈の上に意気消沈して、なんとかこの痛みから逃れる方法はないものだろうか、と考えながら、杖をつきつつ自宅に帰る途中、脳裏を、ウチの劇団の「健康相談担当」である整体師のかっつんが数日前に言っていた一言がよぎりました。
「MRI撮ってもらってヘルニアかどうかがわかった段階で、齋藤先生のところに行ってみるのもいいかもしれませんね」。
……そうだ、齋藤先生に連絡してみようっ!!
……続く。
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